『あのこと』:主人公の焦燥感は伝わるが・・・ @ロードショウ

2021年のヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品『あのこと』、ロードショウで鑑賞しました。 「あのこと」とは、妊娠したこと、そして、中絶が違法時代こと・・・ さて、映画。 60年代のフランス。 まだ人工中絶が違法とされていた時代。 先進的な文学科大学生のアンヌ(アナマリア・ヴァルトロメイ)はある日、妊娠したことに気づい…
コメント:0

続きを読むread more

『天上の花』:鬼気迫る男女、危機迫る時期の男女、そしてそれがある種の普遍性を持つ @ロードショウ

東出昌大主演映画『天上の花』、ロードショウで鑑賞しました。 題材となるのは昭和の叙情派詩人・三好達治。 彼と、萩原朔太郎の妹・慶子との愛憎の物語を描いた小説『天上の花 三好達治抄』の映画化です。 原作小説は、朔太郎の娘・萩原葉子の作。 さて、映画。 昭和初期の東京・馬込。 詩壇で評価の高い萩原朔太郎(吹越満)に師事す…
コメント:2

続きを読むread more

『夜、鳥たちが啼く』:舞台が函館でないのが致命的かな @ロードショウ

『そこのみにて光り輝く』などの佐藤康志の小説の映画化『夜、鳥たちが啼く』、ロードショウで鑑賞しました。 監督は『アルプススタンドのはしの方』などの城定秀夫、脚本は同じく佐藤康志小説『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』を脚本化してきた高田亮。 さて、映画。 若くして大きな賞を受賞して期待された作家の慎一(山田裕貴)。…
コメント:2

続きを読むread more

『マッドゴッド』:神というのは得てして、こういうものかもしれない @ロードショウ

ストップモーションアニメの大御所フィル・ティペットによる『マッドゴッド』、ロードショウで鑑賞しました。 「ストップモーションアニメ」と書きましたが、ティペットによるアニメーション監督作品はないはずで、基本的にはSFX担当と表記されることがほとんどです。 なので、長編の監督作品というのは、観る前から少々不安なところがないわけでもな…
コメント:0

続きを読むread more

『蝿男の逆襲』:蝿男の登場多く、結果、見世物的な感じとなりました @VHS

『蝿男の恐怖』に続いて、1959年製作の続編『蝿男の逆襲』、買い置き中古VHSで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 前作から十数年、アンドレとエレーヌの息子フィリップも成人した。 折しも母エレーヌの葬儀の日、フィリップ(ブレット・ハルゼイ)は伯父のフランソワ・ドランブル(ヴィンセント・プライス)に父の研究を引き継ぎ…
コメント:0

続きを読むread more

『蝿男の恐怖』:SFホラーの古典的傑作は、物語の中心を妻に据えたことによるところが大きい @VHS

1958年製作のアメリカ映画『蝿男の恐怖』、買い置き中古VHSで鑑賞しました。 1986年にデヴィッド・クローネンバーグ監督が『ザ・フライ』としてリメイクしましたね。 『ザ・フライ』公開当時、テレビ放映されていて、そのときに一度観ています。 超絶有名な作品なのですが、日本では劇場未公開です。 さて、映画。 カナダ・モン…
コメント:0

続きを読むread more

『選ばなかったみち』:静かなる意識の流れ、去来する思い @DVD

ことし2月に公開された『選ばなかったみち』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 メキシコからの移民のレオ(ハビエル・バルデム)。 かつては作家であったが、現在は認知症を患い、介護を受けながら、高架線路脇の古いアパートの一室でひとりで暮らしている。 しかし、認知症の程度は重く、ひとりで暮らせる状態ではない。…
コメント:0

続きを読むread more

『わたしのお母さん』:静かなる確執 @ロードショウ

11月中旬から公開中の日本映画『わたしのお母さん』、ロードショウで鑑賞しました。 井上真央と石田えりが娘と母親を演じています。 さて、映画。 30代半ばで三人きょうだいの長女・夕子(井上真央)。 弟夫婦と実家で暮らしていた母・寛子(石田えり)だったが、ボヤを起こしたことから、夕子の方で一時引き受けることになった。 が、…
コメント:0

続きを読むread more

『ヒューマン・ボイス』:ヒステリックな演技と色彩鮮やかな舞台 @ロードショウ

『パラレル・マザーズ』と同時公開されているペドロ・アルモドバル監督短編映画『ヒューマン・ボイス』、ロードショウで鑑賞しました。 もとはジャン・コクトーの戯曲「人間の声」で、それをアルモドバルが翻案したもの。 さて、映画。 ある中年の女性(ティルダ・スウィントン)。 モデルか女優のようである。 彼女は先ごろ恋人と別れたば…
コメント:0

続きを読むread more

『パラレル・マザーズ』:スペイン内戦下のシングルマザーの話が観たかったなぁ @ロードショウ

11月初旬から公開のペドロ・アルモドバル監督最新作『パラレル・マザーズ』、ロードショウで鑑賞しました。 タイトルからわかるとおり、アルモドバル監督のライフワークともいうべき「母の物語」。 さて、映画。 写真家のジャニス(ペネロペ・クルス)は、故郷の村にあるスペイン内戦初期の遺骸の発掘を通じて法医人類学者のアルトゥロ(イスラ…
コメント:2

続きを読むread more