『帰らない日曜日』:ヴァージニア・ウルフ小説のような「意識の流れ」 @DVD

昨年5月に公開された英国映画『帰らない日曜日』、DVDで鑑賞しました。 公開時に気になる映画としてピックアップはしておいたのですが・・・ そのときは「戦前の英国を舞台にしたラブロマンス。階級差などもも感じる物語で、文芸映画という雰囲気が漂ってきます」と記しています。 さて、映画。 第一次世界大戦終結からしばらくたった19…
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『ドリーム・ホース』:競馬ファンとしてはちょっと物足りなかったかなぁ @ロードショウ

ことしに入ってから公開の映画『ドリーム・ホース』、ロードショウで鑑賞しました。 スマッシュヒットのようで、鑑賞した回も多くの座席が埋まっていました。 さて、映画。 英国西部ウェールズの谷間の小さな村に暮らす主婦ジャン(トニ・コレット)。 年老いた両親の家にほど近いところに夫と暮らしている。 かつては、レース鳩や犬を飼育…
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『とべない風船』:三浦と東出の無表情さが映画に奥行きを与えていますね @ロードショウ

東出昌大主演の映画『とべない風船』、ロードショウで鑑賞しました。 ことしに入ってからの公開ですが、2週間程度で公開終了しているところも多いようです。 公開終了と映画の出来とは関係ないですが。 さて、映画。 東京で教師をしていた30歳前の凛子(三浦透子)。 父親が定年後に移住した瀬戸内海の島にやって来る。 教師生活でう…
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『思い出のマーニー』:不満はあるのですが、初鑑賞時よりも面白く観れました @テレビ放映

米林宏昌監督の『思い出のマーニー』、テレビ放映で鑑賞しました。 初公開の2014年にも映画館で鑑賞していますから、今回が2回目。 初鑑賞時の感想は「微妙・・・」というのが正直なところ。 今回もやはり「微妙・・・」。 さて、映画。 札幌から療養のため北海道東部湿地帯の叔母の家に滞在することになった杏奈。 ほどなくして、…
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『はい、泳げません』:考えすぎは頭痛のタネだね @DVD

昨年6月に公開された『はい、泳げません』、DVDで鑑賞しました。 あまり評判は芳しくありませんでしたね。 どうしてかしらん・・・とおもいつつ、 さて、映画。 大学で哲学を教える小鳥遊雄司(長谷川博己)。 小鳥遊は「たかなし」と読む、と最初の講義で伝え、そこから哲学の話へともっていくのが常。 彼は泳ぐことができない。 …
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『メタモルフォーゼの縁側』:友情発、成長行き @DVD

昨年6月に公開されて評判の良かった『メタモルフォーゼの縁側』、DVDで鑑賞しました。 レビューアップは前後していますが、本作が本年初鑑賞作品。 さて、映画。 書店でアルバイトをしている高校2年生の佐山うらら(芦田愛菜)。 あるとき、亡夫の法事帰りの老女(宮本信子)が買った本に人知れず驚いた。 老女が買ったマンガは、いわ…
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『死刑にいたる病』:塀の中の愉快犯 @DVD

昨年5月に公開され、スマッシュヒットを記録した『死刑にいたる病』、DVDで鑑賞しました。 前置きなしで、さて、映画。 受験に失敗し、不本意なランクの大学に通う青年・雅也(岡田健史)。 理想を掲げてみても、周囲からはかえってバカにされる身。 そんなある日、彼のもとに届いた1通の手紙は、連続殺人事件の犯人で死刑囚の榛村(阿部…
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『マンイーター』(2007):前半の人間模様は退屈なれど、中盤以降は水準の面白さ @無料配信

2007年製作のアメリカ・オーストラリア合作映画『マンイーター』、YouTubeの期間限定本編無料配信で鑑賞しました。 動物パニック映画です。 この手の映画を観るのは久しぶり。 新橋文化劇場が閉館して以来、めっきり鑑賞機会が減りました。 さて、映画。 オーストラリア北部の自然豊かな国立公園。 女性ガイドのケイト(ラダ…
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『ファミリア』:グローバル世界では、暴力と平和の壁は薄い @ロードショウ

1月6日より公開中の『ファミリア』、ロードショウで鑑賞しました。 役所広司主演、成島出監督のコンビです。 ブラジル人と国籍・文化を超えての多様性社会のヒューマンドラマを期待しました。 さて、映画。 愛知県の山間部の街。 ここにはブラジルからの移民が多数暮らしている。 駅前の商店では、ブラジル人客と日本人商店主がにこや…
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『ラーゲリより愛を込めて』:普遍的で普通の美しい心・思いを儚くしてしまう、それが戦争 @ロードショウ

昨年12月より公開中の『ラーゲリより愛を込めて』、ロードショウで鑑賞しました。 2023年の劇場鑑賞は本作が1本目。 ラーゲリとは収容所のことで、太平洋戦争終結後、シベリア抑留されたひとびとが多く収容されていました。 戦後70年以上経った現在では、若い人の多くはそのような事実をあまり知らないかもしれませんね。 さて、映画。 …
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