『花腐し』:観てるこっちが腐っちゃう @名画座

昨年11月公開の映画『花腐し』、名画座上映で鑑賞しました。 監督は荒井晴彦。 松浦寿輝による芥川賞受賞作『花腐し』を、荒井と中野太が脚本化。 原作小説は未読です。 さて、映画。 東日本大震災から半年余りの冬。 都内では多くのピンク映画専門館が閉館し、業界は斜陽の一途。 監督の栩谷(くたに。綾野剛扮演)は、もう5年も…
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『ゴッドランド GODLAND』:この地に、神はいるのか、いないのか @ロードショウ

3月末から公開中の映画『ゴッドランド GODLAND』、ロードショウで鑑賞しました。 米国アカデミー賞国際長編映画賞アイスランド代表のデンマーク・アイスランド・フランス・スウェーデン合作作品です。 監督・脚本は、フリーヌル・パルマソン。 さて、映画。 19世紀後半、アイスランドを統治していたデンマーク。 若きデンマーク…
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『パスト ライブス/再会』:過去<現在、という分別の恋愛映画 @ロードショウ

4月上旬から公開中の映画『パスト ライブス/再会』、ロードショウで鑑賞しました。 アメリカ・韓国の合作です。 監督は、セリーヌ・ソン。 観る前から『ラヴソング』のような映画かしらん、と思っていたわけですが。 さて、映画。 米国ニューヨークのバーで午前4時に男ふたり女ひとりがカウンターで談笑している。 男のうちひとりは…
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『ショーイング・アップ』:ライカートが描く米国人の本質 @配信

昨年12月に特集上映されたアメリカ映画『ショーイング・アップ』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 監督は、ケリー・ライカート。 小さな物語の中にアメリカの本質のようなものを描き入れるインディペンデントの監督です。 さて、映画。 米国中西部オレゴンで美術学校に勤める塑像作家のリジー(ミシェル・ウィリアムズ)。 個展に向…
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『異人たち』:大林宣彦版は念頭から消し去らないと・・・ @試写会

4月19日より公開の映画『異人たち』、ひと足早く試写会で鑑賞しました。 監督・脚本は、『さざなみ』『荒野にて』のアンドリュー・ヘイ。 原作は山田太一の小説『異人たちとの夏』、大林宣彦が映画化していますね。 先の映画化作品を憶えていると・・・ さて、映画。 英国ロンドンのタワーマンションでひとり暮らすアダム(アンドリュー…
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『ブルックリンでオペラを』:大恋愛は突然に・・・ @ロードショウ

4月上旬より公開中のアメリカ映画『ブルックリンでオペラを』、ロードショウで鑑賞しました。 監督・脚本は、レベッカ・ミラー。 女優出身で、過去に『50歳の恋愛白書』『マギーズ・プラン/幸せのあとしまつ』を撮っていますね。 さて、映画。 米国ニューヨーク、ブルックリン。 現代オペラ作曲家のスティーブン(ピーター・ディンクレ…
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『12日の殺人』:観ている観客が犯人か・・・ @ロードショウ

3月中旬より公開中のフランス映画『12日の殺人』、ロードショウで鑑賞しました。 監督は、ドミニク・モル。 前作の『悪なき殺人』が評判でしたが、観逃しています(残念)。 さて、映画。 10月12日の深夜、仏国グルノーブルで、女子大生クララが友人宅からの帰宅途中に何者かに火をつけられ、その翌朝、焼死体が発見された・・・ …
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『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』:イケメン、悪人ヅラ、ブ男 @リバイバル

3月下旬より「ドル三部作」と銘打ってリバイバル公開中の映画『続・夕陽のガンマン 地獄の決斗』、リバイバルで鑑賞しました。 1967年製作、監督はセルジオ・レオーネ。 4Kデジタルを4Kデジタル上映で鑑賞。 さて、映画。 南北戦争末期の米国西部。 ひとりの悪人顔の男セテンザ(リー・ヴァン・クリーフ)が南軍の兵士が盗み隠し…
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『荒野の用心棒』:前半は結構、陰鬱な感じですね @リバイバル

3月下旬より「ドル三部作」と銘打ってリバイバル公開中の映画『荒野の用心棒』、リバイバルで鑑賞しました。 1964年製作、監督はセルジオ・レオーネ。 テレビの吹き替え版では観てます(鑑賞記録もあった)が、映画館での鑑賞はこれが初めて。 4Kデジタルですが、上映は2K。 なかなか4K上映できる劇場は少ないのです。 さて、映画。…
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『オッペンハイマー』:「さわり(見どころ)」で綴った3時間 @ロードショウ

3月下旬より公開中の映画『オッペンハイマー』、ロードショウで鑑賞しました。 監督・脚色はクリストファー・ノーラン。 米国より半年以上遅れての日本公開、米国アカデミー賞多数受賞と話題多数。 さて、映画。 1950年代、原子力委員会の委員となっていた「原爆の父」オッペンハイマー博士(キリアン・マーフィー)は、赤狩りの渦の中、…
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