『WALL・E/ウォーリー』:ピクサー初の恋愛映画
ピクサーの新作映画は切ない恋愛でした。
700年誰もいない地球で、黙々とゴミを片付けていたウォーリー。
ロボットでありながら、いつしか人間的な感情に芽ばえていた・・・
感情が芽ばえるキッカケとなったのが1本のミュージカル。
『ハロー・ドーリー!』のワンシーンだ。
映画が感情を芽ばえさせる。それだけでもグッときちゃう。
黙々と、それでいて楽しげにゴミを片付けるウォーリーの姿は、チャップリンを思わせる。
ほとんどサイレントで、効果音としての人間の肉声。
『モダン・タイムス』を思い出しました。
さて、そんなところへ、少々凶暴で、愛嬌のあるツルンとした白いペンギンのようなロボットがやって来る。
その名もイブ。
気弱なウォーリーと、少々怖いところのあるイブ。ふたりの間にいつしか心の交流が始まる。
が、任務を果たしたイブは強制的に帰還させられてしまう。
気弱なウォーリーが彼女を追って到達した先は・・・・
ここから先の展開は詳しく書かないこととします。
が途中、とっても素晴らしいウォーリーとイブのラブシークエンスがあります。
ふたりでダンスをするかのごとくの宇宙遊泳のシーン。
これは必見のシーンです。
また、ウォーリーが身を呈してイブを守ろうとする勇気。
その結果として失うもの、再び手に入れるもの・・・
ラストにはホロリとさせられます。
もう、大絶賛! と言いたいところですが、イブが強制的に帰還させられた先での描写が、個人的に受け付けないところがあって。
あのシチュエーションではいたしかたないのですが。
と、いうことで全体評価としては★4つ。
恋人同士で観たいロマンチックな映画です。
<追記>
『ハロー・ドーリー!』は、バーブラ・ストライサンドとウォルター・マッソー主演の作品。残念ながら未見です。
映画を観ながら、なんだろうなぁ、と思っていました。エンドクレジットで確認しました。
<追記の追記>
エンドクレジットのアニメーションは、絵画の歴史を模して、その後の物語が綴られています。
途中で席を立たない方がよろしいかと思います。
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