『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』:総力戦!PartⅠと続けて観るべし
公開初日からかなり日が経っていますが『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』を観ました。
PartⅠに続く後編です。PartⅠとPartⅡで1本の映画と観るべきでしょう。
前後編合わせて5時間なので分割して上映しました、といったところです。
ですので、前編にあった、これ見よがし的な戦闘アクションシーン(PartⅠの冒頭のシークエンスです)や、人物紹介、英雄たち武勇伝を見せることなく、講談調で物語が進んでいきます。
赤壁の戦いに挑む少数連合軍が可能かぎりの知恵を使ってお膳立てをしていく、それを概ね3分の2程度の尺をかけて描いていきます。
興味深いのは連合軍総帥・孫権の妹ヴィッキー・チャオが曹操軍に潜入して秘密を得るところ。
「チビ助」なんて呼ばれて、彼女の中性的魅力が全開です。
このエピソードが後半では必涙のエピソードに転化します。
前編と比べてアクションシーンが少ないのですが、後半の赤壁の戦いでは、前半の良いところをミックスした戦闘アクションとして描いています。
すなわち、火を用いた船上スペクタクルから総攻撃の戦闘シーンは、まるで戦争映画のそれを観るかのような、肉弾相打つ混沌とした闘い。
それが、火勢がおさまると同時に、連合軍の機能的配置による闘い。
煙の向こうから、盾を亀の甲羅に見立てたような陣形で現われるさまは、ちょっと息を呑みます。
そして、劉備軍の英雄たちの活躍。
と立て続けのスペクタクルです。
ところが、それだけで終わらないのがジョン・ウー監督らしさ。
曹操と周瑜の対決シークエンス。そして、「出たぁ!ヒーローの横っ飛び!」。
そして、合戦終了後に「勝者はいない」と周瑜に言わしめる骨太感。
前後編合わせて★4つを進呈します。
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この記事へのコメント
あっぱれ~。