『シャッター・アイランド』:スコセッシとミステリーは水と油か・・・ @レンタルDVD
2010年上半期の話題作『シャッター・アイランド』を超日本語訳吹替でDVDで観賞です。
超日本語吹替といっても、近年の日本語吹替がお粗末なので、比べればスゴイのでしょうが、全盛期のテレビの洋画劇場の吹替と同レベルのように思いました。
それはさておき、映画の方は・・・
むむむ。
冒頭から雰囲気はスゴイのですが、残念ながら45分程度でネタが判ってしまいました。
たぶん、スコセッシ監督は真面目なので、観客をミスリードするのは上手くない感じ。
伏線はあたかも伏線だし、ちょっと違和感を感じる夢や幻覚シーンは真実のメタファーだし。
ちょっとガッカリ。
真面目な監督だということを再認識した次第です。
ただし、後半、ディカプリオと施設の警備長が「暴力と神」についてやり取りするあたりは、興味深かったです。
また、真実を明らかにする回想シーンの演出が『インセプション』にソックリなのにもビックリ。
『インセプション』もこの映画も、眉間に皺を寄せたディカプリオがいなければ成立しなかった映画なのでしょうね。
評価としては★3つですね。
↓DVD&ブルーレイはコチラから↓
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2010年映画鑑賞記録
新作:2010年度作品
外国映画39本(うちDVD、Webなどスクリーン以外10本)←カウントアップ
日本映画14本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 1本)
旧作:2010年以前の作品
外国映画76本(うちDVD、Webなどスクリーン以外75本)
日本映画22本(うちDVD、Webなどスクリーン以外20本)
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シャッター・アイランド (ハヤカワ・ミステリ文庫)
早川書房
デニス ルヘイン
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この記事へのコメント
おお~!!スグにオチが分かってしまいましたか~
私は原作を先に読んでいましたので、逆にレオはじめ俳優さんたちの演技を堪能出来ました。見せ方も上手いなぁ~と思ったりしましたし。
これは再見したいと思っていたんです。インセプションも。
レオは複雑っぽい映画や悲劇的な映画が好きですよね~だから眉間の皺が深くなるのかな(笑)
>レオは複雑っぽい映画や悲劇的な映画が好きですよね~だから眉間の皺が深くなるのかな(笑)
かもね。ちょっと重い役どころにあわせて、身体も重くなっているようで・・・
ただ、あまりに重い役どころの映画ばかりだと、劇場に足を運ぶのも重くなってしまいますね。
シャッターアイランド、ビジュアルは良かったですね~。
でもラストのレオ様の台詞は腑に落ちない、あれほどの妄想を持つ人物が一瞬ならともかく、正常な判断が出来、自分でロボトミー手術を選び取ることに納得出来なかったですね。
原作者はミスティック・リバーのルヘインですし、あり得ないなぁという感じでした。
そんなわけで原作を読みましたが、やはり映画の効果を考えた脚本、演出でした。
このシーンで感動!というところですが、私には???でした。
ふーむ、ラストも含めて、ミステリとしては、???な印象です。
デニス・ルヘインの原作は未読ですが、同じくルヘイン作品を映画化したベン・アフレック監督の『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が気になるところです。