『相棒-劇場版II-』:シリーズファンとしては満足、だが・・・ @ロードショウ・シネコン
2010年最後に劇場で鑑賞は『相棒-劇場版II-』。
劇場版第1作目から『相棒』ファンとなった身としては、今回の劇場版、ちょいと微妙といわざるを得ません。
特に「劇場版」と銘を打つからには、シリーズから独立した「特別篇」であって欲しいもの。
ですが、今回は、明らかにシリーズの1エピソード、それも重要な1エピソードでしかありません。
前回の劇場版では、シリアルキラー+東京マラソン+政治ネタと、お愉しみ要素が満載で、かつパズル的なお遊び趣向が窺えました。
ところが、今回は12月22日放送のエピソードのラストから映画が始まり、シリーズ的要素が強いです。
また、ネタ的にも、シリーズ特有の警察庁と警視庁の権力争いが根底に流れていて、重っ苦しいし、ミステリーとしての洒落た感じがありません。
そして、ラスト。
シリーズにとって重要な役割のあのひとが・・・
衝撃!
ですが、この劇場版を見逃して、テレビシリーズを観ると、多分、何故? 何故? と疑問符が満載になるのではありますまいか。
だって、あのひとが・・・なのですから。
もうひとつガッカリだったのは画質の悪さ。
デジタルをフィルムに起こしているようですが、全編ノッペリしていて、劇場のスクリーンにかける水準に達していません。
いくつかの劇場ではデジタル上映をしているようですので、そちらで観られることをお薦めします。
評価はファンとして厳しく、★3つとしておきます。
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2010年映画鑑賞記録
新作:2010年度作品
外国映画46本(うちDVD、Webなどスクリーン以外10本)
日本映画30本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 7本)←カウントアップ
旧作:2010年以前の作品
外国映画91本(うちDVD、Webなどスクリーン以外90本)
日本映画22本(うちDVD、Webなどスクリーン以外20本)
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