『理想の出産』:妊娠出産を幸せな出来事といえるようになるまで @DVD・レンタル

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2012年末の映画は妊娠・出産ブームだったよう。
ハリウッドのアンサンブルムーヴィ『恋愛だけじゃダメかしら』と同時期に公開されたのがこの『理想の出産』。
最近のフランス映画は『わたしたちの宣戦布告』でもそうだったが、リアルさと映像のマジックを綯い交ぜにしてスピーディに魅せるのがムーヴメントのようです。

さて、映画。

哲学専攻で大学院に通うバルバラ。
DVDショップの店員のニコラと恋に落ち、間もなく妊娠。
となれば、妊娠に伴う体調変化や将来が不安になり、パニックといっていいほどに。
そして、彼女は出産をして、女の子を授かるのだが・・・

ストーリーは書くまでもない、妊娠・出産・子育ての悪戦苦闘を描いているだけだから。

映像のマジックを感じさせるのは、やはり恋愛期間。
DVDショップでレンタルする映画のタイトルが、ふたりの恋愛模様を象徴しているなど。

悪戦苦闘ぶりが目に付くのは、妊娠期間。
ホント、情緒不安になるんだからっていわんばかり描写です。

まぁ出産後の子育て期になると、これまで別の映画で観てきたような描写になって若干トーンダウンするけれども、妊娠・出産・子育てが「UN HEUREUX EVENEMEN(幸せな出来事)」といえるようになるまでを巧みに描いた映画でありました。

評価は★3つ半としておきます。



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2013年映画鑑賞記録

 新作:2013年度作品
  外国映画14本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 4本)←カウントアップ
  日本映画 5本(うちDVD、Webなどスクリーン以外 0本)

 旧作:2013年以前の作品
  外国映画31本(うち劇場 2本)
  日本映画 5本(うち劇場 1本)
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