『セインツ 約束の果て』:シンプルなラヴ&クライム。ですが @ロードショウ・単館系

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70年代の映画の雰囲気を漂わせた映画『セインツ 約束の果て』をロードショウで鑑賞しました。
シンプルなラヴ&クライムものです。
好きなひとは絶対好きになる映画でした。

70年代、米国テキサス。犯罪を繰り返してきた男ふたりとひとりの女。
三人は血は繋がっていないが同じ男に育てられた。
三人のうちのふたり、男と女が愛し合い、女が身ごもったことを契機に最後のシゴトに出たが、金を持って逃げる途中で、保安官たちに包囲されてしまう。
男ひとりは保安官に撃ち殺され、女が撃った一発が保安官助手に命中する。
万事休すとばかりに、生き残った男は、女は男たちに脅され巻き添えを喰ったこととして、投降する。
男は刑務所へ、女は無罪となる。
4年後、男は、脱獄をして、女と娘のもとへ戻ろうとするのだが・・・

画面のつくりがテレンス・マリック監督の『天国の日々』を髣髴とさせるような美しいつくり。
そして、シンプルな物語。
どちらも未見なのですが、マリック監督のデビュー作『地獄の逃避行』や、ロバート・アルトマン監督の『ボウイ&キーチ』に近いようです。
エンドタイトルで、キース・キャラダインは歌もきかせてくれるしね。
で、このあたりが、好きなひとは絶対好きになる映画、ということ。

よって逆もありで、ダメなひとにはダメだともいえます。
シンプルなラヴ&クライムものなんだけれども、脚本が説明不足。
このへん書かなくても判るだろうという判断なのかもしれないが、理解できないところも多々あり。

たとえば、「犯罪を繰り返してきた男ふたりとひとりの女」と書いたが、犯罪を繰り返してきたかどうかはよく判らない。
育ての親が裏稼業をやっていたと仄めかしから判断した次第。
また、脱走した男がのこのこ犯罪現場に舞い戻ったり、育ての親のもとや親友のもとに安易にあらわれるのもいかがなものか。
遺された女と、一命を取り留めた保安官との間にロマンスが生まれる(生まれそうな雰囲気になる)のも、なんだかいただけない。
と、気になると、粗がかなり目立つ脚本。

主役のケイシー・アフレックは『キラー・インサイド・ミー』よりはハマっている。
相手役のルーニー・マーラも『サイド・エフェクト』よりはハマっている。
それよりもなによりも育ての親役のキース・キャラダイン。
腐っても鯛、歳とってもキースなのです。

評価は★3つ半としておきます。
半分はキースと撮影に進呈です。



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2014年映画鑑賞記録

 新作:2014年度作品
  外国映画11本(うちDVDなど 1本)←カウントアップ
  日本映画 7本(うちDVDなど 0本)

 旧作:2014年以前の作品
  外国映画43本(うち劇場 3本)
  日本映画13本(うち劇場 3本)
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