『マンデラ 自由への長い道』:オーソドックスなつくりの映画 @ロードショウ・シネコン

画像


1週間ほど前に南アフリカのアパルトヘイトを扱ったサスペンス映画『白く渇いた季節』を観たのち、偶々覗いたチケット屋で格安料金でチケットを売っているのを発見。
というわけで、『マンデラ 自由への長い道』を上映最終日に鑑賞しました。
まぁ、チケットが格安だったのは、上映終了間際だったからなのね。
で、駆けつけたシネコンでは、ありゃ前日までと上映時間が異なっていて、映画はすでに始まっている・・・
冒頭、10分ほど見逃してしまいました。

観はじめたのは、1948年のアパルトヘイトに係わる法が制定されたあたりから。
すでのマンデラはANC(アフリカ民族会議)のリーダとして活動をしており、また、その浮気性の性格から妻との関係に亀裂がはいっていました。

当時の反アパルトヘイト活動は非暴力的で、ヨーロピアン専用の場所などをカラード(黒人等有色人種)が占拠するというようなもの。
それが、1952年にカラードに対して身分証明書を義務付けたパス法制定を経て、1960年にシャープビルの警察署前での抗議行動に対して警察官が発砲して大量の死傷者が出るという騒動を契機にして、ANCも武力闘争へと発展していきます。
その後、1962年にマンデラは逮捕され、『マンデラの名もなき看守』で描かれたような獄中生活を送ることになります。

と、迫力のある群衆シーンもあり、当時のニュース映像を織り交ぜるなど、映画としては、いたってオーソドックスなつくりで、さながら「映画でお勉強」のような雰囲気。
つまらなくはありませんが、他の映画ではエピソードをしぼって描いているので、やや散漫な印象は免れません。

ですが、興味深かったのはマンデラが釈放されてから(正しくは釈放前に政府側と交渉するあたりから)。

支配層の白人側は少数であるが故に、政権をカラードが握った際の復讐に脅えている。
カラードはカラードで、やはり、積年の恨みを返したいという一派と、融和を望む一派とに分かれて対立が激化し、マンデラ自身も妻との間で立場が違っていく、というあたり。
個人的は、ここいらあたりを掘り下げた映画がみたいように思いました。

オーソドックスなところを評価しては、★3つ半としておきます。

<追記>
ドキュメンタリーでは『ネルソン・マンデラ釈放の真実』、シドニー・ポワチエとマイケル・ケインがそれぞれタイトルロールを演じたテレビムーヴィ『マンデラとデクラーク』というのもあり、機会があれば観てみたいです。



------------------
2014年映画鑑賞記録

新作:2014年度作品:39本
 外国映画25本(うちDVDなど 6本)←カウントアップ
 日本映画14本(うちDVDなど 0本)

旧作:2014年以前の作品:85本
 外国映画65本(うち劇場 3本)
 日本映画20本(うち劇場 3本)
------------------

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック