『バビロン A.D.』:近未来ものに風呂敷を広げる必要あったのかなぁ @DVD
自宅鑑賞作品の2本目は『バビロン A.D.』。
ヴィン・ディーゼル主演の2008年製作作品です。
これは以前購入していたDVDでの鑑賞なのですが、このDVDは大手スーパーで廉価で販売していたもので、プラスティックケースなしの紙パッケージのみのもの。
通常のソフト店で販売している1枚当たり1000円よりも安く、1枚500円でした。
流通ルート拡大を狙っての販売だったのでしょうが、購入した時は在庫処分の半額セールでした。
その後、そのスーパーではこの手のDVD販売はみないので、どうもうまくいかなかったのでしょう。
と、余談はさておき、さて、映画。
セルビアで大金と引き換えに若い女性をアメリカまで運ぶことを請け負った傭兵トーロップ(ヴィン・ディーゼル)。
若い女性はオーロラという名前で、彼女にはモンゴルの修道女シスター・レベッカ(ミシェル・ヨー)が付き添ってきた。
道中の各地で襲撃をうける一行であったが、オーロラにはある秘密があった・・・
というハナシで、『トランスポーター』などと同じく運び屋アクション映画かと思っていましたが、近未来でのハナシらしく、オーロラが人類存亡のカギを握っていることが明らかになっていき・・・
と続きますが、ありゃりゃ、なんでこんなヘンテコな近未来ものにしちゃったのかよくわからない感じの唐突さ。
もしかしたら、伏線をいくつも見逃していたのかもしれませんが、人類の存亡のカギを握る云々とか、彼女の特殊能力とかは風呂敷を広げただけに終わっていて、あまり映画の本体に活かされているとは思えませんでした。
前半の追いかけっこは緩急もそこそこ付いていて楽しめるのですが、後半、一気に失速。
ランベール・ウィルソン、ジェラール・ドパルデュー、シャーロット・ランプリングと曲者豪華俳優陣も無駄遣いの感あり、です。
監督は『憎しみ』『クリムゾン・リバー』のマチュー・カソヴィッツ。
2011年に自身の脚本・主演で『L'ordre et la morale』というアクション映画を撮っているようですが、本作がいまのところ、いちばん最後の日本公開監督作品です。
評価は★★☆(2つ半)としておきます。
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2018年映画鑑賞記録
新作:2018年度作品:5本
外国映画 4本(うちDVDなど 0本)
日本映画 1本(うちDVDなど 0本)
旧作:2018年以前の作品:3本
外国映画 3本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
日本映画 0本(うち劇場鑑賞 0本)
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