『コーヒーが冷めないうちに』: (惹句) 4回泣ける→(結果) 1回号泣 @試写会

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9月下旬公開の『コーヒーが冷めないうちに』、ひと足早く、試写会で鑑賞しました。
2017年本屋大賞ノミネート小説の映画化です。
さて、映画。

街なかにひっそりとたたずむ古めかしい喫茶店フニクリフニクラ。
そこにはひとつの都市伝説があった。
それは、ある席に座ると、望んだ時に戻れるというもの。
しかし、それにはいくつかのルールがあって・・・

というところから始まる物語で、そのルールの説明から映画が始まります。

って、こういう出だしの映画は基本的には受けつけないので、合わないかも・・・という不安が持ち上がりました。
ま、「設定」ですから、いくつかの制約があるのは当然なのですが、それを端から「ルール」といってしまう・・・って、ゲームかスポーツか。
どちらも苦手なので、ルールありき、というのが苦手なわけ。
人生、生きていくにはいくつもの制約があるのだから、もうそれで充分じゃないの、っても思う。

そんなことを考えていると、この映画は愉しめない。
それは、わかっている。
さらに、「4回泣けます」という惹句もあざとく、泣くことを強要してほしくない。
4回泣けたかどうかの答え合わせの試験みたいでイヤだ。

で、その4回=4エピソード。
1.波瑠林遣都の恋人同士
2.薬師丸ひろ子松重豊の夫婦
3.吉田羊松本若菜の姉妹
4.・・・(秘密)
と、バラエティに富んでいる。

いやぁ、泣かされた、泣かされました、薬師丸ひろ子と松重豊の夫婦のエピソード。
このエピソードだけで十分。
満腹。

なお、4のエピソード、情況がすこぶるわかりづらいのだけれど、腑に落ちなかったらエンドロールの最後まで観てください。
ちゃんと「答え合わせ」がされてますから。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:52本
 外国映画43本(うちDVDなど 1本)←カウントアップ
 日本映画 9本(うちDVDなど 0本)

旧作:2018年以前の作品:54本
 外国映画47本(うち劇場鑑賞 9本)
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)
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この記事へのコメント

おすもうさん
2018年11月20日 14:29
う~ん、私は一回も泣けなかった・・・。
2018年11月21日 20:50
おすもうさん、まぁ、4回泣ける人はいないので、ゼロ回でもそれはそれで普通でしょうね。
とはいえ、シネコンのみならず、ミニシアター劇場にもムーブオーバーしてきていて、観たい映画の上映回数が減るのではないかと戦々恐々です。

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