『アムール、愛の法廷』: ないない尽くしだが悪くない映画 @DVD・レンタル

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10月に入って継続中の落穂ひろい鑑賞。
今回は、昨年初夏ロードショウの『アムール、愛の法廷』。
知らないうちに公開されていて、チラシを入手したときにはファーストランが終わっていました。
さて、映画。

あるフランス北部の都市。
堅物で、どんな事件でも最低10年の刑を下すと専ら周囲で囁かれる裁判長ミシェル・ラシーヌ(ファブリス・ルキーニ)の今度の担当事件は、幼児虐待死事件。
若い父親が、幼児を蹴り殺したというのが検事側の主張。
ならば、今度も最低でも10年の刑・・・
だが、ラシーヌの関心は事件以外のところにあった。
というのも、無作為に選んだ陪の中に、つい最近、入院した際に親切にしてくれた女医ディット(シセ・バベット・クヌッセン)がいたからだった・・・

といったところからはじまる物語は、少々強引な感じ。

設定から、堅物裁判長の心が溶けて・・・となるのは予想できるし、そうすると、観客の関心は中年男女の恋の行く末か・・・となる。

いやそれはそうだし、それ以上でもないし、ならば事件の真相が驚くところかというとそうでもないし、中年男女の恋の行く末も驚くところには至らない。

いやまぁ、ないないづくしの映画のだけれど、それが悪くない出来なのだから不思議。

ファブリス・ルキーニの演技も過剰でなく、そうそうわかるよ、と共感できるところがその理由かしらん。
(とはいえ、堅物感を示す演出が映画はじめに不足しているのも否めないが)

他人との関係で、主人公がすこしだけ変化する・・・
たぶん、そういう映画が個人的に好きだからかもしれないが。

評価は★★★☆(3つ半)です。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:65本
 外国映画53本(うちDVDなど 4本)
 日本映画12本(うちDVDなど 1本)

旧作:2018年以前の作品:64本
 外国映画57本(うち劇場鑑賞13本)←カウントアップ
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2018年11月20日 15:14
りゃんひささんの言う通リ、堅物感があまり示されていないので、そんなに意固地な人ではないじゃん、むしろ裁判官だからこのくらいの人でいいのではとさえ思ってしまいます。だからそんな彼が変化したといっても、大したことないなと、その変化の面白さを愉しめませんでした。
2018年11月21日 20:58
ぷ~太郎さん、今回はファブリス・ルキーニがミスキャストのような感じでしたね。

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