『52Hzのラヴソング』: 嫌味のない台湾産ミュージカル @DVD・レンタル
ここのところ継続実施中のDVDによる落穂ひろい鑑賞。
今回は2本のアジア映画です。
1本目は台湾映画『52Hzのラヴソング』(「52ヘルツのラヴソング」と読みます)。
昨年12月にロードショウされました。
さて、映画。
バレンタインデーの台北でのハナシ。
花屋で働く シャオシン(小心、ジョン・ジェンイン扮演)は若く見えるが30歳過ぎ。
店には、恋人に贈る花束を買い求める客がひっきりなし。
配達もひっきりなし。
配達に出かけたところが、パン屋のバンに衝突してしまい、バイクが壊れてしまう。
そんなことから、シャオシンは、パン職人のシャオアン(小安、リン・ジョンユー扮演)とともにバンで互いのお客のもとへの配達をすることにした・・・
といったところがメインの物語で、そこへ売れないミュージシャンのダーハー(大河、スミン扮演)とその彼女レイレイ(蕾蕾、チェン・ミッフィー扮演)が絡んでくる。
まぁ言っちゃなんだが他愛ない恋愛コメディなのだけれど、ウェイ・ダーション監督はミュージカルでみせていきます。
これがなかなかキュート。
手作り感満載で、そんなに歌も踊りも上手くないけれど、それがこの映画のいいところ。
ダーハーが歌う「ドとミはあるけど、ソ~がない」なんて歌、幼稚といえば幼稚だけれど、深いといえば深い。
俳優陣では、小柄な(けれど、お尻はもう結構な大きさになっている)ジョン・ジェンインと、売れない漫才師みたいな風貌のスミンが魅力的。
嫌味がなくて、こういう映画、結構好きなんです。
最後に、タイトルにある「52Hz」とは、海にいるクジラが発する声の周波数なんだそうですが、この周波数を発するクジラは世界に1頭だけ。なので、誰も気づいてくれない・・・
でも、誰かひとりだけには聞こえてる・・・そういう意味なんだそうです。
評価は★★★☆(3つ半)です。
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2018年映画鑑賞記録
新作:2018年度作品:75本
外国映画60本(うちDVDなど 8本)←カウントアップ
日本映画15本(うちDVDなど 2本)
旧作:2018年以前の作品:71本
外国映画62本(うち劇場鑑賞15本)
日本映画 9本(うち劇場鑑賞 3本)
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この記事へのコメント
なので、日本版ポスターでは大きく扱われているのでしょう。