『ダイ・ビューティフル』: 時系列を単純にした方がストレートに伝わったのでは @DVD・レンタル

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DVDによる落穂ひろい鑑賞、アジア映画の2本目はフィリピン映画『ダイ・ビューティフル』。
昨年7月にロードショウされました。
さて、映画。

トランスジェンダーのトリシャ(パオロ・バレステロス)は、フィリピンのゲイ・ビューティ・コンテストに出場することで暮らしている。
親友のバーブ(クリスチャン・バブレス)も同じトランスジェンダー。
いつも決勝で敗れているトリシャであったが、大きな大会で優勝した矢先に急死してしまう。
バーブは、トリシャの生前の願いどおり、通夜の7日間はセレブに似せたメイクを施すことにした・・・

といったところからはじまる物語で、7日間の通夜の間に、トリシャの過去が描かれていきます。

トランスジェンダーであるが故に家族(父と姉)と絶縁してしまったこと、
身寄りのない赤ん坊(女の子)を引き取って育てたこと、
フィリピン国内の大小のビューティ・コンテストに出場するも、いつも惜しくも決勝で敗退すること、
親友バーブとの青春時代、同級生のバスケットボール部員に恋したこと、
そして、家族との絶縁を決定づけ、現在の生き方をしようと決意したある事件のこと・・・

これらが時系列がバラバラに登場し、ちょっと気を抜くといつの年齢の出来事なのか瞬時にわからなくなるときがあって、ちょっと困惑しました。

ここのところをもう少し整理して、時系列をバラバラにしない方が、もっとストレートに観客に伝わったように思いました。

主役のパオロ・バレステロスも好演ですが、クリスチャン・バブレスの三枚目・コメディエンヌぶりも好ましいです。

評価は★★★☆(3つ半)です。

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2018年映画鑑賞記録

新作:2018年度作品:75本
 外国映画60本(うちDVDなど 8本)
 日本映画15本(うちDVDなど 2本)

旧作:2018年以前の作品:72本
 外国映画63本(うち劇場鑑賞15本)←カウントアップ
 日本映画 9本(うち劇場鑑賞 3本)
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この記事へのコメント

ぷ~太郎
2018年11月17日 17:49
予告で面白そうだと思い、DVDで観ました。なぜあれほどまでに時系列をバラバラにしたかは理解に苦しみます。過去に戻るタイミングに統一性もなく、かえって訴えたいことへの感動が大きく減ったように思いました。
2018年11月18日 22:26
ぷ~太郎さん、ご指摘ごもっともです。
わたしも感動度が激減しました。
ここなつ
2018年12月25日 13:36
こんにちは。
私はこの作品はそんなに時系列がばらばらだったとは感じなかったのですが、それはおそらく故人の思い出を語る時には思い出したものから語っていくのが普通だという感覚があったからなのだと思います。
2018年12月26日 12:51
ここなつさん、コメント&TBありがとうございました。
なるほど
>故人の思い出を語る
ので、そのときそのときの思い出なのですね。納得、合点です。

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