『新世紀エヴァンゲリオン』:テレビシリーズ、旧劇場版から読み取れるSFとしてのストーリー(考察)

新世紀エヴァンゲリオンロゴマーク.jpg

『新世紀エヴァンゲリオン』テレビシリーズ全26話、旧劇場版『DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』と観てきて、さて、物語はどうだったのかしらん?
よくわからないところも多いので、りゃんひさなりの再構築、それも時間軸にそっての再構築を試みてみよう。

物語の始まりは、1990年代後半。

生命科学を研究する女性科学者・碇ユイ。
彼女の大学時代の師は冬月博士。
ユイはその後、不死の生命・生命の起源を研究する機関(ゼーレ)で研究を続けている。
そして、ユイは、反動分子の青年・六分儀ゲンドウと知り合う。
ゲンドウがユイに接近した目的は、彼女が研究する生命の謎について、だったが、いつしか深く愛し合うようになり、結婚する。

ときは西暦2000年。

生命の起源が南極大陸にあると結論付けたゼーレは、そこで二つの球体を発見する。
それは「白き月」「黒き月」と命名される。
研究の過程で、謎の記録も発見され、解読の結果、その記録は「死海文書」と名付けられる。
しかし、研究の成果か、はたまた失敗の産物かは不明だが、二つの球体から巨大生物が現れ、南極大陸は破滅。
これが世に言う「セカンド・インパクト」だった。

二体の巨大生物は、それぞれ持った槍で互いを突き刺して果てることで事態は収束するが、ゼーレ組織に大きな傷跡を残してしまう。
南極の現場にいた首脳陣12人は、肉体を持たない存在となってしまう。

二体の巨大生物と槍は、それぞれ「死海文書」に基づき「アダム」「リリス」「ロンギヌスの槍」と名付けられる。

その後、21世紀に入り、「死海文書」の研究は続けられ、

アダム、リリスは生命の根源であることが判明。
それぞれの遺伝子に基づいて、人造人間エヴァンゲリオンが作られていくが、エヴァンゲリオンには肉体だけで魂がない。
人間が肉体だけではないように・・・

エヴァンゲリオンの魂を生すものは、人間の遺伝子。

零号機と初号機には、碇ユイの遺伝子が組み込まれる。
弐号機には、アスカ・ラングレーの母の遺伝子が組み込まれる。
それと同時に、碇ユイの遺伝子をもとに、複製人間(綾波レイ/ダミープラグ)がつくられる。

そして「死海文書」の研究でもうひとつ判明したことがある。

個々の肉体を持たない人類の誕生、原始の生命海としての人間の誕生の方法である。
肉体を喪ったゼーレ首脳陣12人にとっては、是が非でも実現させたいものであり、それは「人類補完計画」と名付けられる。

文書では、

原始生命体としての人間は「リリン」と呼ばれ、
個々の生体を持つ人間をリリン化するには、アダムとリリスの結合・融合が不可欠であり、
その媒介になるものが「ロンギヌスの槍」である。
遺伝子の二重らせん構造、それぞれのらせん構造の塩基を繋ぐを役割と同様である。

しかし、ゼーレの思惑とは別に、エヴァンゲリオン製造・人類補完計画実施の特務機関ネルフの最高司令官に就任したゲンドウには、別の思惑があった。

それは、初号機の初起動実験により死亡してしてしまった妻ユイの再生である。
人類補完計画により、ユイと再び出逢えるのか・・・
ゲンドウは画策する。

そして、時は西暦2015年・・・

となるわけではありますまいか。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック