『恋愛上手になるために』:ウディ・アレン映画の出来の悪いコピーみたいだね @DVD

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2008年公開のアメリカ・イギリス・ドイツ合作映画『恋愛上手になるために』、買い置き中古DVDで鑑賞しました。
ちょっと立ち寄ったレンタルショップで、格安で売られていたのを購入したもの。
暇つぶしの際に観るには、この手のラブコメが気楽でいいんだよなぁ、と思っての購入でした。
ですが・・・

かつてゴールデンディスク賞を獲得したこともあるバンドのバンドのメンバーだったゲリー(マーティン・フリーマン)。
あれ以来いい曲が書けず、いまはしがないCM音楽の作曲家。
同棲中の恋人ドーラ(グウィネス・パルトロー)との間も冷え切って来つつあり・・・といったところ。
そんなある日、ゲリーは完璧な女性アンナ(ペネロペ・クルス)が現れる。
といっても、それは夢の中だけ。
夢の中の美女に夢中になったゲリーは、夢をコントロールできないかと右往左往し、たどり着いたのが、ドリームセラピーのメル(ダニー・デヴィート)のところ。
だが、メルも完全に夢をコントロールすることはできないというのだが・・・

といった物語で、冒頭、数人の男女がインタビューに答える形式で登場し、ゲリーの人となりを話している。
ありゃ、これはウディ・アレン監督・主演『カメレオンマン』と同じ手法じゃないかしらん。

ストーリーもウディ・アレン的で、夢の美女に恋して実生活がおざなりになってしまう物語は、上手く撮れば面白いはず。
だが、結果としては、あまり面白くない。

というのは、現実世界のパートが、マーティン・フリーマンとグウィネス・パルトローのリアル演技で、妙にシリアス度が高くなってしまったせい。
映画でのコミックパートは、ゲリーの旧友ポール(サイモン・ペッグ)が引き受けているが、まだるっこい演出でそれほど笑いに繋がらない。

映画はその後、夢の美女そっくりの現実世界のモデル・メロディア(ペネロペ・クルス二役)も現れ、出張で不在になったドーラを気にして、夢がヘンテコな方向に行ったりと、やや面白くなり、意外な展開で、ゲリーがドーラと夢の美女と名声を取り戻すシニカルなオチも、演出のスパイスが効き損ねた感じでもったいない。

監督は、これが映画初監督(脚本も)のジェイク・パルトローで、グウィネスの弟とのことだが、父親のブルース・パルトロー監督もそれほどうまい監督ではなかったと記憶しています。
いいところじゃないところが似ちゃったかなぁ。

原題は「THE GOOD NIGHT」。
このタイトルの意味は最終盤でわかるのだけれど、日本タイトル『恋愛上手になるために』は意味不明・
『夢で逢いましょう』ぐらいのタイトルでよかったんじゃないかしらん。

評価は★★☆(2つ半)としておきます。

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2022年映画鑑賞記録

新作:2022年度作品:13本
 外国映画 7本(うちDVDなど 1本)
 日本映画 6本(うちDVDなど 0本)

旧作:2022年以前の作品:35本
 外国映画28本(うち劇場鑑賞 6本)←カウントアップ
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)
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