『アジアの天使』:宙ぶらりんながらいつも前向き、ある種の居心地の良さを感じます @DVD

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昨年7月に公開された石井裕也監督作品『アジアの天使』、DVDで鑑賞しました。
昨年の石井裕也監督作品といえば『茜色に焼かれる』もあり、ここのところ精力的な活動が目立ちますね。
さて、映画。

妻を病気で亡くした青木剛(池松壮亮)は、韓国ソウルで事業を営んでいるという兄・透(オダギリジョー)を頼って、8歳の息子・学とともに渡韓した。
しかしながら、透のビジネスは怪しげなもので、結局、ソウルから逃げ出さざるを得なくなってしまう。
いいかげんな透は、「ワカメビジネスにチャンスがある。海沿いの町・カンヌンへ行こう」と言い出し、剛親子も同行することになる・・・

といったところからはじまる物語で、その後、売れないアイドル・ソル(チェ・ヒソ)と出逢い、ソルの兄妹も加わっての旅が始まる、と続く。

デイスコミュニケーションの関係性の中で向かう、明確な目的のない旅は、宙ぶらりんで不安定でありながらも、なぜか常に前向きで暗くない(画面は、やや暗め、くっきりはっきりというのではないけれど)。
それは、ある種の居心地の良さを感じます。
べったりとした関係を否定してるけれども、家族という最小単位のコミュニティでの居心地の良さとでもいえばいいのかしらん。

タイトルの『アジアの天使』は、映画最終盤に登場するが、劇中、「ぶさいく」といわれているとおりの不細工さ。
今泉力哉監督作品の常連俳優さんですね。
むかしの「ひょうきん族」に登場した、×点を出すキリストに似ていて、ハハハと笑ってしまいました。

俳優陣は池松壮亮もオダギリジョーもいつものキャラクターながら、いずれも好演。

作品的には、ちょっと面白かったね、というまずますの評価で、★★★☆(3つ半)としておきます。

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2022年映画鑑賞記録

新作:2022年度作品:12本
 外国映画 6本(うちDVDなど 1本)
 日本映画 6本(うちDVDなど 0本)

旧作:2022年以前の作品:31本
 外国映画24本(うち劇場鑑賞 6本)
 日本映画 7本(うち劇場鑑賞 1本)←カウントアップ
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