『ヒューマン・ボイス』:ヒステリックな演技と色彩鮮やかな舞台 @ロードショウ
『パラレル・マザーズ』と同時公開されているペドロ・アルモドバル監督短編映画『ヒューマン・ボイス』、ロードショウで鑑賞しました。
もとはジャン・コクトーの戯曲「人間の声」で、それをアルモドバルが翻案したもの。
さて、映画。
ある中年の女性(ティルダ・スウィントン)。
モデルか女優のようである。
彼女は先ごろ恋人と別れたばかりで、相手のスーツケースが部屋にある。
元恋人はスーツケースを取りに来ることになっているが、姿を現さない。
業を煮やした女性は電話でまくしたてるとともに、外出して斧とガソリン缶を買ってくる・・・
という話で、金物店の主人などほかに数人登場するが、ほぼティルダ・スウィントンの一人芝居。
ティルダ・スウィントンのヒステリックな演技と色彩鮮やかな舞台と、映画とも舞台とも区別のつかない演出方法を愉しめればいいのですが・・・・。
ま、長編に引き伸ばしてもいい結果にはならなかっただろうから、これはこれで完成形ですね。
評価は★★★(3つ)としておきます。
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2022年映画鑑賞記録
新作:2022年度作品:70本
外国映画36本(うちDVDなど 7本)←カウントアップ
日本映画34本(うちDVDなど 0本)
旧作:2022年以前の作品:82本
外国映画62本(うち劇場鑑賞13本)
日本映画20本(うち劇場鑑賞 3本)
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