『選ばなかったみち』:静かなる意識の流れ、去来する思い @DVD

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ことし2月に公開された『選ばなかったみち』、DVDで鑑賞しました。
前置きなしで、さて、映画。

メキシコからの移民のレオ(ハビエル・バルデム)。
かつては作家であったが、現在は認知症を患い、介護を受けながら、高架線路脇の古いアパートの一室でひとりで暮らしている。
しかし、認知症の程度は重く、ひとりで暮らせる状態ではない。
その日は、検診の日。
娘のモリー(エル・ファニング)が介助のためにやって来るが、レオにとっては彼女のことがほとんどわからない。
彼に去来するのは、メキシコに残してきた妻と幼くして死んだ息子のこと、そして、まだ元気だったころにしばらく滞在したギリシアでのことだった・・・

というのが現在の様子と、レオのふたつの心象風景が交互に描かれていきます。
文学でいうところの「意識の流れ」を映像に移し替えたような映画で、監督7・脚本のサリー・ポッター自身の経験をもとにしているらしいが、映画に官営しているのは、たぶん、レオの意識のシームレスな変化のほうへだろう。

つかみどころがない映画とも言え、多くの観客は娘モリーの行動を通じて映画を観るのだろうが、それだとあまり面白くない。

やはり、つかみどころがなくとりとめがなくても去来するレオの意識にあわせて観るのが筋でしょうね。

個人的には、意外と面白く観れました。
尺も90分に満たないが、これが限度かしらねぇ。

評価は★★★(3つ)としておきます。

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2022年映画鑑賞記録

新作:2022年度作品:72本
 外国映画37本(うちDVDなど 8本)←カウントアップ
 日本映画35本(うちDVDなど 0本)

旧作:2022年以前の作品:82本
 外国映画62本(うち劇場鑑賞13本)
 日本映画20本(うち劇場鑑賞 3本)
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