『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』:CM抜きで一気に観たかったねぇ @見逃し配信

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先にレビューした『鬼平犯科帳 血闘』に先立つ第1作目『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』、TVerの見逃し配信で鑑賞しました。
もともとは本年1月にBSで放送されたものだが、『血闘』劇場公開にあわせて地上波放送されたので、見逃し配信にも載ってきたというもの。

火付盗賊改の頭となった長谷川平蔵(十代目・松本幸四郎)は、昔懐かしい本所を訪ねることにした。
かつて剣の腕を磨いた道場はみる影もなく、隣の桜屋敷も他人の手に渡ってしまった。
道場の同輩・左馬之助(山口馬木也)と再会したが、ふたりが思い起こすのは桜屋敷の娘のこと。
左馬之助は惚れていたが、家の事情で日本橋の呉服商へ嫁いでしまいそれきりとなったのであった・・・

というところからはじまる物語は、平蔵の若き日(八代目・市川染五郎扮演)もふんだんに描いた青春篇ともいうべきつくり。

それゆえ『血闘』ほどのハードボイルドさは欠くが、平蔵の厳しさは後半描かれることになる。

脚本・演出ともに映画的な流れを重視したつくりだが、見逃し配信のため随所にCMが入るで面白さは半減。
一気に観れれば、かなり面白かったろうに、と思いました。

評価は、★★★☆(3つ半)としておきます。

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