"映画"の記事一覧

『ラ・ポワント・クールト』:ヌーヴェルヴァーグの母たる所以 @配信

1955年製作のフランス映画『ラ・ポワント・クールト』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 監督・脚本は、アニエス・ヴァルダ。 デビュー作。 アラン・レネが編集を担当しています。 さて、映画。 結婚4年目で倦怠期を迎えた夫婦(フィリップ・ノワレ、シルヴィア・モンフォール)。 夏のバカンス期、夫のふるさとである湖畔の漁…
コメント:0

続きを読むread more

『ミステリアス・スキン』:傷跡の生々しさ @ロードショウ

4月下旬から公開中のアメリカ映画『ミステリアス・スキン』、ロードショウで鑑賞しました。 監督・脚本は、グレッグ・アラキ。 2004年製作の旧作で、今回が初公開。 同監督作品を観るのは、本作が初めて。 さて、映画。 米国の地方都市で暮らすふたりのハイティーンの少年。 ニール(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、男娼とし…
コメント:0

続きを読むread more

『けものがいる』:すべては仮想現実の出来事だったのか @ロードショウ

4月下旬から公開中のフランス・カナダ」合作映画『けものがいる』、ロードショウで鑑賞しました。 監督は、ベルトラン・ボネロ。 ポスターデザインが秀逸で、惹かれた作品。 さて、映画。 2044年、AI支配の社会。 働くために人間は、DNAに刻まれた過去の記憶を消さねばならなかった。 「浄化」と呼ばれるその工程のなか、ガブ…
コメント:0

続きを読むread more

『陪審員2番』:ひとは人を裁けるのか。裁きに正義があるのか @配信

クリント・イーストウッド監督の引退作と言われている『陪審員2番』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 DVDもBDも発売・レンタルされたが、配信での鑑賞です。 さて、映画。 ある殺人事件の陪審員に選ばれたジャスティン・ケンプ(ニコラス・ホルト)。 初公判の日、事件のあらましを説明された際に、いやな思いが湧き上がってくる。…
コメント:0

続きを読むread more

『リーガル・マインド/裏切りの法廷』:女性弁護士、公私に奮闘 @配信

2013年製作のアメリカ映画『リーガル・マインド/裏切りの法廷』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 監督・脚本は、カレン・モンクリーフ。 さて、映画。 検事を辞めて弁護士に転身したケイト(ケイト・ベッキンセール)は、過去の事件が冤罪だったことを知り、アルコール依存症となってしまう。 弁護士職は保護観察下となり、娘の養育…
コメント:0

続きを読むread more

『ベスト・セラーズ/小説家との旅路』:ユーモアたっぷりで、手堅い映画 @配信

2021年製作のカナダ・イギリス合作作品『ベスト・セラーズ/小説家との旅路』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 監督は、リナ・ロースラー。 さて、映画。 40年前に賞を獲得した小説を出版したきりの老作家(マイケル・ケイン)。 経営難の出版社2代目の女性経営者(オーブリー・プラザ)に過去の契約を持ち出され、2作目のブック…
コメント:0

続きを読むread more

『無実はさいなむ』(2018):これはあまりいただけない @配信

2018年製作のアガサ・クリスティ原作『無実はさいなむ』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 探偵の登場しない一編。 脚本は、サラ・フェルプス。 監督は、サンドラ・ゴールドバッハー。 全3回。 さて、ドラマ。 母親殺しの犯人として収監されていた、名家アーガイル家の不良息子が獄死した。 刑務所内での喧嘩の末のことだっ…
コメント:0

続きを読むread more

『検察側の証人』(2016):アンドレア・ライズボローとトビー・ジョーンズ @配信

2016年製作のアガサ・クリスティ原作『検察側の証人』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 脚本は、サラ・フェルプス。 監督は、ジュリアン・ジャロルド。 前後編の全2回。 さて、ドラマ。 国選弁護士の補佐(トビー・ジョーンズ)が見つけて来た事件は、上流階級婦人殺人事件。 容疑者は、上流婦人(キム・キャトラル)の若い燕…
コメント:0

続きを読むread more

『ABC殺人事件』(2018):かなりメランコリックな作品 @配信

2018年製作のアガサ・クリスティ原作『ABC殺人事件』、U-NEXTの配信で鑑賞しました。 今回のポワロ役は、ジョン・マルコヴィッチ。 脚本は、サラ・フェルプス。 監督は、アレックス・ガバッシ。 全3回。 さて、ドラマ。 第一次大戦の最中に難民としてベルギーから英国へ移住してきたエルキュール・ポワロ(ジョン・マルコ…
コメント:1

続きを読むread more

『愛に関する短いフィルム』:尺は長くなれど、映画はよりシンプルに @DVD

クシシュトフ・キエシロフスキー監督の1988年作品『愛に関する短いフィルム』、DVDで鑑賞しました。 『デカローグ』第6話(「汝、姦淫するなかれ」がモチーフ)の再編集劇場版。 さて、映画。 郵便局で働く19歳の少年トメク(オルフ・ルバシェンク)。 海外へ行ってしまった友人の母親が暮らすアパートに同居している。 毎夜、向…
コメント:0

続きを読むread more